忘れないまま恋をした

一回忌の帰り際、お義母さんに呼び止められた。

「これ、渡しそびれてたの」

封筒。

私の名前。

震える指で開く。

呼吸が浅くなる。

私の名前が書いてある。

「颯斗が…柚ちゃんに残してたの」

心臓が強く打つ。

震える指で封筒を開く。

呼吸が浅くなる。

折りたたまれた便箋を、ゆっくり広げた。
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