ねぇ、私の事嫌い?
「えっと……ごめんね上がらせてもらっちゃって。」
「いや、意外と谷が礼儀正しくてびっくり……。」
「失礼な。」
だって、お邪魔しますって言って靴を揃えたんだよ。
さらに家の人の邪魔にならない場所において。
「ってか上がっちゃってよかったの?」
「いや、うちは大丈夫だよ。むしろなんだか喜ぶぐらいだから。」
不思議だけど気にしないことにしてる。
私のお母さんは不思議に包まれていることが多い。
「……」
「……」
少しの間沈黙が流れる。
2人とも喋ろうとしないし、動こうともしない。
「あの、さ。」
谷が真剣な面持ちをしながら言ってきた。
どうしたんだろ。
やっぱ。なんか真理とかなにかかわるような話?