ねぇ、私の事嫌い?
真理、付き合ったなんて言わないで。私が、かなと話しにくくなるようなことを言わないで。
たとえ、2人が同じクラスだったからって言っても、さすがに耐えられないよ。
たとえ、大人まで続かなくっても、私は叶多のことが好きなんだよ……。
「来海さーん。教科書出してませんよ?どうかしました?」
「あっ……すみません、考え事していました。」
「絶対叶多と真理が付き合ったことじゃん」
また私の悪口大会が始まるんだろうな……そう思いながら机の中に入っている国語の教科書を出す。
先生の前では優等生でいなくては。という使命感
そこから私は優等生になる。だから……授業は休みたくない。
「わかる、絶対それ。」
「ってか利乃ちゃんも、性格悪いよね。」
「うん、先生の前ではいいこちゃんのフリしてるけど。」
「わかるー!叶多も独り占め状態だったしね」
「こらー、何話してるの」
どんどん続いて言ってしまうわたしの悪口を先生が止めてくれた。