ねぇ、私の事嫌い?



「あ、利乃じゃん」



誰?

もう、誰かと話したくない──



「た、谷」

「どうした?利乃元気ない──」



谷は途中で言葉を止めた。


どうしたの?私なんかに構わなくってもいいのに


「利乃、壊れてない?」



こ、壊れる?

そういえば森谷先生にもそんな事言われたな。



「壊れるなんてー、どうしたの?谷」



何にもないよ、大丈夫だよ。



「だめ、利乃、今は──自分の事考えないと」



自分の事、考える?

いや、自己中なわたしだよ?

いつも自分の事考えてるに決まってるじゃん

谷は私に近づいてきて──

私の肩を掴んだ。



「利乃!聞いてるか?」


「聞いてるよ?」

「あー!もう、話聞くから」


この時の私は気付いてなかったんだよ。

私が……色々なことに押しつぶされそうだって。


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