2分の1の世界
紫織、軽く会釈をして門に手をかける。

理久「あの!名前何ですか?」

無表情で一色と書かれた表札を指さす紫織。

理久「え、あぁ。一色さん…一色さん…」

紫織「(冷たく)あの、家間違いだと思うので帰ってくれませんか?知らない人がいるのに鍵開けたくなくて」

理久「そうですよね…!あ、あの!連絡先教えてくれませんか?」

紫織「は?ナンパなら帰ってください」

理久「いや、ナンパって訳じゃ、ナンパになるのかな…」

紫織「下がって」

距離を取る理久。紫織、門を開けようとする。

理久「まっ」

紫織「しつこい人は嫌いです」

理久「すみません…」

後ずさる理久。

紫織「早く帰った方がいいですよ」

紫織、家の中に入っていく。

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