2分の1の世界

○住宅街(夕)
赤色のスマートウォッチを身に付けた下校中の佐倉理久(17)と川浪翼(17)。

翼「夜、ゲームせん?」

理久「あー、いいよ」

翼「いつもの時間でおけ?」

2人から十数メートル離れた位置に白を基調とした一軒家。
門の外に1人立ち尽くし、悲しそうに2人を見つめる紫織。

理久「あー、そうだ…な」

理久、紫織と目が合う。が、スルーする。
紫織の姿が見えなくなった瞬間。ん?と違和感を抱き、はっと、紫織が青色のスマートウォッチをつけていたことを思い出し、急いで戻る。

翼「え、おい!」
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