2分の1の世界
○公園(夜)
四方向から入れるブランコとベンチのみの寂れた小さな公園。紫織と理久以外誰もいない。

理久「未だにこんな穴場なとこあるんですね」

紫織「バカなんですか?」

理久「え?」

紫織「あんな住宅街で、誰が聞いているかも分からない場所で話すなんてバカなんですか?」

理久「すみません。あ、1部には」

紫織「(淡々と)いましたね」

紫織、ベンチに座り

紫織「でも、君よりはマシだと思いますけど?」

理久「え?」

紫織「記憶力は良い方なんです」

理久「記憶力…。え!?僕の事覚えてたんですか」

紫織「(冷たく)はい」

< 21 / 87 >

この作品をシェア

pagetop