怪異ハンター
「それに、昼前の小テストではゼロ点を取っちゃったんだ。問題は解けてたのに名前を書き忘れちゃって」
そのテストは本当に自信があったみたいで、青田くんは悔しそうに下唇を噛み締めた。
テストという言葉はついさっき公園でも聞いたっけ。
そう思い出して輝が拓へ視線を向けた。
拓はさっきからずっと青田くんのことを気にしている。
「色々と大変だったね。ところで学校はもう終わり?」
「あ、違います。でもあまりに色々と起きるからお腹が痛いって嘘をついて早退してきちゃったんです」
青田くんは罰が悪そうに伏し目がちに答えた。
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