怪異ハンター
拓が怪異がどういう漢字を書くのか教えようとした、そのときだった。
3人の横を大型トラックが通り過ぎていって、その時道路にあった小さな水たまりを跳ねていった。
水がバシャリと跳ね上がったけれど、拓と輝にかかることはなくすべてが青田くんに降り掛かってしまったのだ。
「うわ、冷たい!」
青田くんはびしょびしょになって悲鳴を上げる。
「大丈夫?」
輝がすぐにハンカチを取り出すけれど、それだけじゃどうにもならないくらいに濡れている。
拓はなにかを考え込むように指先を顎に当て、それから両手で青田くんの右腕を掴んだ。
「な、なに?」
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