妊娠しましたが相手に婚約者がいました。今更私が本命? ご冗談を。
好きな気持ちに負けて彼の言いなりになった私が悪い。無理矢理の時だけでなく、告白したその日に抱かれた時も本当は怖かった。
私にとってライ君は誰にでも優しい働き者の理想の男性だった。
私の事を名前くらいしか知らないのに、好意を向けてくる相手ならば誰でも抱けてしまうような男。私が告白などしなければ、きっと私たちは客と親切なガソリンスタンドの人のままだった。

「!!!」

ライ君は驚いたように目を見開いたまま固まってしまった。

私は清一郎さんの事を思い出していた。彼はサラとルイにも愛情を持って接してくれているが、私の事をいつも気遣ってくれている。
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