男(イケメン)が嫌いな私は女嫌いの“王子”に溺愛されるようです。
あれから何ヶ月か経ち。
受験が終わってしまった。
「………普通に試験難しかったのに……、受かっちゃったなんて……。」
お母さんの学校は、普通に偏差値が高い。
偏差値60超えの私の成績なら大丈夫だ、とはお母さんは言っていたが
お母さんの学校の偏差値はバリバリ60後半である。
男子がいる学校なんて、最悪だけど……
ステータスは、行こうと思っていた女子校より数倍魅力的だ。
「ひなちゃーん♡オ・メ・デ・ト♡」
「ぅわッ、お母さ……じゃなくて、ママ……、」
家に帰るなり、お母さんが私を抱き締めた。
…痛い。かなり、痛い。
「ま、ママ?ちょっ、痛いって」
「いやーーん♡ひなちゃんなら受かると思ってたわ〜♡ほんっとうに、自慢の娘よぉ〜〜♡」
や、ヤバい。圧し潰される……!?
「あらやだ力入れすぎちゃった♡」
やっとお母さんから話してもらえた。
マトモに呼吸できなくて、死ぬかと……、
「あっ、そーだママの学校ね、地味に遠いじゃない?」
「……そういえば、」
電車を何本も乗り継がなくちゃいけなくて大変だからなあ……、
そういえば、学校には寮があるらしいけど……
まさか、まさかね?
「ひなちゃんは寮にはいってもらいまーす♡」
「嫌嫌嫌嫌嫌嫌無理無理無理無理無理」

