菅布禰タイガー
そして、書くコトはもう無い。

あと一つだけ。

菅布禰太鼓の演目に「二段打ち」というものがある。

個人技が光る、中太鼓の為にあるような演目である。

それの実況である。

しめの小太鼓から始まり、リズムは徐々に移り進んで、中太鼓へ誘うのだ。

それは、あたかも格闘技の興行のような趣がある。

序盤、セミファイナルへと繋いでゆき、熱はどんどん伝播、沸騰する。

メインイベンターは、最高潮まで会場を沸かすのだ。

メインイベンターの登場。

前に述べたが、菅布禰タイガーのそれは一音目から空気を裂き、揺らし鼓動を刺激する。

どんとどんとどどんとどんどん

そのリズムは小気味よく身体に届く。

その奔流に身を委ねる。

心地よい。

そこで終わらないのが、現在(いま)の菅布禰太鼓なのである。
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