世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
「きっと……あなたのこと、誤解していると思います」

 旅行前の自分なら思いもしなかった。

 彼は最低最悪な人で、そこから印象が変わることなどないだろうと。

 でももしかしたら違うのかもしれないと、今は強く思う。

「だからちゃんと知りたいです。……妻として」

 距離を取ったままでよかったのに、私もとうとう踏み込んでしまう。

 初めて彼を、人生の伴侶なのだと認識できた気がした。



 初めてのフランス旅行は私に多くの感動を与えてくれた。

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