世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 優しくしてくれないと思ったけれど、それどころの話ではなかった。

 たしかに彼は全然、優しくない。身もだえする私を長身で押さえつけ、探られたくなくて引いてしまう腰を掴み、的確に弱点をいたぶる。

「こ、こ、声、出ちゃ、う」

「出せ。聞かせろ」

「ふ、ぅ……っ」

 一気に意識が上り詰めて弾ける。

 なにが起きたか理解できずにシーツに沈み込んで浅い息を整えていると、私が落ち着く間もなく蓮司さんが覆いかぶさってきた。

「紗代。……いいか?」

< 271 / 489 >

この作品をシェア

pagetop