世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
「君は何人もの人間を路頭に迷わせた男の腕に抱かれているんだよ。いやはや、伝統ある九条家もこうなってはおしまいだねぇ。でも、今ならまだやり直せるかもなぁ。どうだい、あの小憎らしい男に離婚届を突きつけてやるというのは。君が受けた屈辱も果たせるかもしれないよ。なんの間違いでかこの場に招待されたようだけど、九条との繋がりがなければ二度目はないさ。……所詮、運でここまで来られただけの成り上がりだ。君がいないとなんにもできないんだよ」
それは違うと反射的に顔を上げる。
それは違うと反射的に顔を上げる。