世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
「……今まで素敵なレストランや夜景スポットに連れて行ってくれたり、洋服やアクセサリーを用意してくれたりしたのは、夫婦としての義務のようなものを感じていたからなんだと思っていました」

「君が素晴らしい思い出を振り返るたびに、たとえ影でも俺の存在がちらつけばいい。気を惹くような真似をすれば、いつか俺のものになってくれるんじゃないかと願っていた」

 長い指が私の目尻をくすぐり、そっと滑って唇に触れる。

「俺は君の心も欲しい。……君のすべてを、なにもかも俺のものにしたい」

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