世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 約束していた土曜日、私は自宅から数駅離れた場所へ向かった。

 大型のショッピングモールがあるそこには、いくつものおしゃれなカフェがある。

 母に連絡を取ったところ、朝倉さんの言葉は真実だったと判明したけれど、静かな場所でゆっくり話をするというのもなんとなく落ち着かなくて、わざと賑やかそうな場所を選んだ。

 やや価格帯が高いからか、指定したカフェは思っていたよりも人が少ない。

 それでもがらがらというほどではなく、ちょうどいい雰囲気だった。

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