世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
「君には過去のことかもしれないけど、僕はあの時からずっとずっとずっと君が好きだったんだよ。なのにさあ、うちの親が邪魔なんてするから……」

「嫌! 誰か――」

 テープのようなもので両手首を巻かれ、抵抗を封じられる。

 車の後部座席に放り投げられ、口にもテープを貼られた。

 ばたん、と勢いよくドアを閉じる音が絶望を掻き立てる。

 運転席に戻った朝倉さんは乾いた声で笑いながら、再び車を発進させた。

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