世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 希望する結婚式はふわふわと曖昧なものだったけれど、スタッフは非常に聞き上手で、あれこれと話す私の要望をひとつずつまとめてくれた。

 やがて一旦条件に合う式場を検索してみるということで、このまま私たちの式を担当するスタッフが部屋を出ていく。

 入れ替わりになる形で入ってきたのは、いかにも仕事ができそうなオーラのある背の高い女性だった。

「嘘、本当に霧島さん?」

 私に向けた言葉ではない。となると蓮司さんの知り合いだ。

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