世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 人並みに反抗期を迎えた私は、親の言葉に逆らうように友人からおすすめの恋愛漫画を借りた。学校で読まずに持ち帰ったのは、親に自分のささやかな反抗を見せつけたい気持ちが強かったからだと今なら思う。

 まるで反社会的なものでも見つけたのかというほど激怒した両親は、私がどれだけ説明しようと聞かず、あろうことか目の前で漫画をゴミ箱に投げ込んだ。

 それを見た瞬間、すっと頭が冷えるように諦めの気持ちが芽生えたのを覚えている。

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