世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 読書は嫌いではないけれど、世界の名作や哲学書を読まされるよりは、心躍るファンタジーやSF、ハラハラドキドキするミステリーやサスペンス、友人たちが絶賛するような恋愛小説を読んでみたかったと思っている。

 子どもの頃は大人になれば許されると信じていたのに、今も変わらず実家暮らしを強要されている私に自由はない。自室にそういった本があったら、きっと親は私の所有物をすべてゴミ袋に放り込むだろう。

 実際、高校生の頃にそんなちょっとした事件があったのだ。

< 42 / 489 >

この作品をシェア

pagetop