世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
「本気にしないでちょうだい。あの霧島さんを射止めるような人がどんな女性か、純粋に知りたかっただけ。……昔は年下趣味なんかじゃなかったのにね。ねえ、どんな手を使って霧島さんに婚姻届を書かせたの?」

 これがあと十五分も続くのかともやもやした気持ちが芽生える。

「自分から書いていましたよ。そもそも結婚の話も彼から出たので、私はなにも」

「相変わらず夜は激しいのかしら? ふふ、ごめんなさいね。気になっちゃって」

 ざわ、と嫌なものが背筋を伝う。

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