世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 まるで彼女はベッドの上での彼を知っているかのようだ。

「そんな話をする気はありません。式に関係ないならここでお暇させていただきます」

「冗談が通じないのね。霧島さんはこういう話になるとすぐ乗ってくるのに。あなたも知ってるでしょうけど」

 知らない。蓮司さんがこんな下世話な話を好むとも思えない。

 だけど彼と桂さんが知り合いなのはたしかだ。私の知らない姿があったとしても別におかしくない事実が、嫌になる。

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