世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 それが解消されないまま、ついに式の当日がやってきた。



「本当にごめんなさい。まさかこんなことになるなんて……」

 申し訳なさそうに桂さんが控室で頭を下げる。

 私服姿のまま、私は呆然と立ち尽くしていた。

「今日のドレスはどうすればいいんですか?」

 そう、私が今日着る予定だったウェディングドレスが、手違いでキャンセル扱いになっていたのだ。

「大丈夫、うちですぐに用意できるものが何着かあるから……。ああ、あなたにはこういうタイプが似合うんじゃないかしら?」

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