世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 カタログを見せてきた桂さんが指差しているのは、ミニ丈のドレスだった。

「前のドレスは少し背伸びをしすぎてるように感じてたのよね。こういうほうが年齢相応に見えてかわいいと思うわよ」

 この人が計画したことなのか、とうっすら口もとに笑みを浮かべている桂さんを見てぴんとくる。

 彼女はずっと私を子どもっぽいと遠回しに馬鹿にしていた。

 今日まで私が蓮司さんと別れなかったのを見て、ついにこんな手段に出たんじゃないだろうか。

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