世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
「彩香にはいっぱい話を聞いてもらったよね。あの頃から考えると夢を見てるみたいだけど、私、幸せになったよ。本当にありがとう」

「うん。うん……っ」

 彩香が鼻を赤くしたまま私に抱きつこうとする。

 応えようとしたのに、その身体がぴたっと止まった。

「彩香?」

「待って。このドレスのキラキラ、もしかしてダイヤモンド……!?」

「……え」

 彩香に言われて、蓮司さんが世界に一着しかないと言った自分のドレスを見下ろす。

 準備が慌ただしかったのもあり、ゆっくり見る時間はなかった。

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