世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 誓いのキスには早かったけれど、私からも蓮司さんにキスを返した。



 ――式は滞りなく進んだ。

 私の両親や彩香を始めとした友人たち、そして蓮司さんが仕事で親しくしている人々から存分に祝福される。

 教会での儀式を終えた後は、ガーデンでのお披露目だ。

 気持ちのいい日差しに、みんなが投げてくれるフラワーシャワーが贅沢にきらめく。

「紗代ー! 幸せになってくれてうれしいよー!」

 顔をぐしゃぐしゃにして泣いている彩香が、私の頭にぽんぽんとフラワーシャワーの花を載せてくれた。

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