世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 幸い、ヒリついた空気の蓮司さんと会話することにはならなかった。

 彼は先ほどの電話が関係しているのか、急遽会社へ向かうことになったからだ。

 その際も私には『仕事が入った』とだけ言い残してすぐに出て行った。

 よかったと思ったことは言えない。

 ただ、このおかげで私は安心して夕食にありつけた。

 キッチンを使ったら食事の最中に帰ってくるかもしれないと考え、マンションの近くにある店で弁当をテイクアウトした。

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