絡まる残り香―滴る甘い蜜―

【第六話】 : 苗床の帰還 ―その胎(なか)に老いた種を宿して―3

秘書はひとみの突起を弄りあて、軽く触れる程度の軽いタッチで、リズムを刻むように「トントン」叩く。

叩かれる度に、ひとみは脳内に電撃を走らせ、深い眠りに入るように、瞼を半開きにあるし、一点を見つめ恍惚に沈んでいく。

(……あぁぁ……気持ち、いい。おかしくなっちゃう。……もう、どうにでもして。どうにでも……)

今度は2本の指で、ひとみの突起を優しく挟み、擦るように、引っ張るようにと優しく愛撫する。

秘書は、それまで舐めていた乳房から顔を起こすと、ひとみの無限な快楽に溺れる表情を観察するように、凝視した。

「お父様。この女性(ひと)。我慢出来ないみたい……。身体が男を欲しがってる。……こっちへ来て」

「まどか、ご苦労。……わしのも、やってくれ」

(この秘書(ひと)、まどかって言うんだ)

椅子から立ち上がり、2人が戯れるべッドへ老人は向かって歩き始めた。

「はい、お父様。」

まどかは、ひとみから離れると老人の前に跪き、ガウンの紐を解いて、白髪混じりの「男」を唇に含んだ。

(えっ……、父娘(おやこ)でしょ……。どうして、……どうしてなの、信じられない)

虚ろな瞳でひとみは、異様な光景を目の当たりにしていた。

まどかは老人を含み、甘噛みして刺激を与え、全体をモロコシを食べるように鬼頭から根本まで、丁寧に何度も舌先を這わした。

刺激を受け、枯れ枝だった「男」がビクンって反応し、みるみる張りを蘇らせる。

白髪混じりの睾丸を、まどかは「男」をシゴキながら、嫌らしい音を立て自身の口に吸い込んでいる。

ひとみはその光景を、呆然と眺めていたが、自然と片方の手が、指が自身の秘所の突起へ這い、弄り始めた。

(疼いて、……疼いて、我慢が出来ない……)

老人はひとみの行動を見逃さない。

「まどかよ……、もう充分だ。続きはひとみにやらそう。アヤツは、身体が疼いてしょうがないのであろう。……欲しくて、欲しくて、我慢出来ないようだわ……」

まどかも、ひとみに眼をやり、ニヤリッと微笑むと、立ち上がり、老人の身体を支えてべッドに導いた。

老人はべッドに入るなり、ひとみの耳朶を上から下へと、唇だけではむ。

舌先で耳の内側をチロチロ舐める頃には、ひとみは、身体を大きく身悶え、身体の奥がさらに熱く、ドロドロに溶けていく。
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