絡まる残り香―滴る甘い蜜―

【第四話】:双丘の交わり、秘められた甘露 3

「もぐっ……うぐっ……うぐっ……」

キャンディ―を舐め廻すように、棒から我慢汁の湧き出る先端まで、丁寧に舌を這わせた。

「お、ねがい……もう、ゆる、して……っ」

一方隣で四つん這いになり、バックからの突きに身をよじらせる美奈代。

二人は互いの肌に触れることさえ叶わぬ距離で、しかし、男たちの肉体を媒介にしてその熱量を共鳴させていた。

ひとみの口から溢れ出る涎の筋が、顎を伝わりぽたぽたと、床に滲みを広げて行く。

男の剛直は益々そそり勃ち、弾けんばかりの鋼の強度を連想させる。

「……奥さん……そろそろ……欲しんだろ」

(欲しいのよ、……早く、…早く、……抱かれたくてしょうがないの……)

男の問いにひとみは、髪を掻き上げ無言で頷く。

「横になりな……」

(いつにも増して、……欲しくてしょうがないの)

ひとみはゆっくり体躯を倒し、眼を閉じた。

男は太腿をM字に開き、蜜の溢れる秘所に顔を埋め、ピチャッピチャッと舌を上下に這わせる。

「……っ、あ、……あぁぁっ……!」

(あぁぁ……いいわ、……いいのよ、)

声が漏れる。

無言で舐め続ける男。

爪を使って太腿を軽く掻かれると、ぞくっと体躯をくねらせ、その嫌悪感が堪らなかった。

蜜は止め処無く溢れでる。

ひとみの体躯は雌の香を発散させ、雄の受け入れ準備が出来た。

快楽で既に、ひとみの眼は虚空を彷徨う亡者の眼のように、欲望だけを欲していた。
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