絡まる残り香―滴る甘い蜜―

【第四話】: 堕ちゆく菩薩と天狗の狂宴 5

脇を舐め、胸を舐め、背中を舐め廻して、鼻息を高める。

(こう言うの好き、こう言うの、好き……)

ひとみは自ら、天狗の締め込みに手を伸ばし、湿っぽい白い布の上から、御神体を擦る。

老人はソファーに座り、一分も見逃さない面構えで見てる。

天狗がひとみに手渡した。

ひとみは包装を切って、中のゴムを口に含む。

天狗がひとみの前に立つ。

ひとみの指が御神体を掴み、唇を充てる。

ゆるりと、唇でゴムを根本まで装着させた。

天狗の手が、ひとみの後頭部を掴み、頭を前後に
動かす。

「うぐ、うぐ、うぐ……」

リズム良く、小刻みにひとみの吐息が漏れた。

(強引な男は好き。もっと激しく、もっと激しく、
私を弄んで……)

二人の行為は、そこに愛は存在しない。

雄が狙いを定めた雌を捕まえ、己の欲望を満たす為に、支配を実行してるに過ぎない。

ひとみは苦しさの余り涙を眼尻に溜め、天狗にされるがままに耐えているが、身体は既に、御神体を受け入れようと、秘部は蜜で濡れ切っている。

天狗はひとみの髪を掴みべッドに寝かすと、己は身体を起こし、太腿を割り込む。
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