明坂高校生徒会はこんなもんやで!
〜よろしく、そしてこれからも〜

第60話 昔の血が騒ぐッッ!!

 (田辺)「これから、第2回生徒会杯クラス対抗ドッチ大会を行います!!」
月日が流れ、明坂高校は3学期に入った。
そして、学年末考査や受験が比較的落ち着いた後に、全クラスが参加するドッチ大会が行われていた。

(田辺)「今回は、先生方に判定や記録を行っていただきます。では、田中先生お願いします」
(田中先生)「はい、生徒会役員の代わりに司会を務めます、田中賢太(たなかけんた)です。今回は各学年を1リーグとし、決勝戦は各リーグの1位が同時に戦い、決着を決めます。まずは、1年リーグです――」

その後1年リーグが終わり、2年リーグの番になっていた。

(クラスメイト1)「最初は4組か」
(クラスメイト5)「あそこバスケ部多いんだよね」
(クラスメイト1)「うちには颯真がおるから大丈夫やって(笑)」
(クラスメイト5)「確かに(笑)」
(宮浦)「現役には負けるが?しかも、ボールの大きさちゃうし」

試合は進み、内野はどちらも男女含め数人まで減っていた。

(クラスメイト1)「相手も手強すぎやろ」
(宮浦)「な、当てても当てても復活してくる」
(クラスメイト1)「このままやったらジリ貧やで」
(宮浦)「おっと……」

宮浦の元に味方のパスが回ってきた。

(宮浦)「……当ててるかな」
(クラスメイト1)「当てたれ当てたれ」
(宮浦)「っ、ふん」
(クラスメイト1)「よっしゃ、最後のバスケ部当てたやん(嬉)」
(宮浦)「当たった……」
(クラスメイト1)「やっぱり、颯真やわ(笑)」

(久しぶりに、運動が楽しいって思ったかも……)

そのまま3組がリードし続け、リーグ内決勝まで上り詰めたものの、最後の最後で負けてしまった。

(真剣な顔、かっこいい……)
(この気持ちも……伝えたい)

そして、2人は本部へと歩みを進める。

(宮浦)「惜しいとこで負けたな」
(松原)「うん……でも楽しかったね」
(宮浦)「先生に頼むって案、よかった」
(松原)「……その、戦ってる時の颯真くんの顔…………かっこよかった……」
(宮浦)「そう……かな……」
(松原)「(…………うん)」

それから3年リーグ・決勝が終わり、閉会式が開かれていた。

(宮浦)「皆さん、楽しめたでしょうか?ぜひ、意見箱に感想を入れてください。来年以降の参考になります。そして、協力してくださった先生方ありがとうございました。これにて、第2回生徒会杯クラス対抗ドッチ大会を終了します」
「「「「「「パチパチ」」」」」」

「ありがとうーー!!」
「かっこよかったよーー(笑)」

あちこちから、生徒会や誰に対してか分からない称賛の声が聞こえてきた。

ふう、なんか閉会式の記憶が無いんやけど……
疲れとんのかな…………
かっこいい………………え!?なんでナチュラルに褒められた?
怖い怖い。男子からならまだしも、女子から……なんならつむぎからやと……
何かのバグか!?
……でも、なんだか真剣やった気がする。
本心か……?
本心やったら……

(松原)「……大丈夫?」
(宮浦)「……え?あっ、大丈夫やで」
(松原)「考え事してたの?」
(宮浦)「うん、ちょっと」
(松原)「そっか……」
< 60 / 70 >

この作品をシェア

pagetop