明坂高校生徒会はこんなもんやで!
第66話 森田穂乃果外伝
(宮浦)「…………大事な話がある」
遊園地から帰った後宮浦は、文芸部の3人が入っているグループチャットにて通話をしていた。
しかし、そこに松永の姿はなかった。
(岡本)「どしたん?こんな遅い時間に」
(森田)「颯真が大事ってことは、結構重要なことかな?」
(もしかして……)
(宮浦)「まずさ、頼みごとがあるねんけど良い?」
(岡本)「良いけど、それなりの対価はあるんやろ(笑)」
(宮浦)「……対価になるか分からんけど、映画の時の約束を果たす」
(森田)「じゃあ、十分な対価やな(笑)」
(宮浦)「それで今から言うことは、香水のことも含めて誰にも言わんといてほしい。悠生にも」
(岡本)「なんで、悠生もなん?」
(宮浦)「それは単純に、居らんから」
(森田)「そんな秘密、話していいん?」
(宮浦)「…………迷いに迷ったけど、お前らにしか相談出来んなって思って」
(岡本)「……分かった。俺も男や、誰にも口外せんことを誓う」
(森田)「私も、そんな真剣に言うんやったらふざけずに聞くし、誰にも言わない」
(宮浦)「……ありがとう。それで本題なんやけど、俺さ……つむぎと……付き合った」
(岡本)「ええーー、あの松原さんと!?」
(宮浦)「うん……」
やっぱり。颯真は松原さんのことが好きやったんやな。
まぁ、限定グッズの時に尋問してから気付いてたけど……
――数カ月前
(森田)「さっき、松原さんのことつむぎって言おうとした?」
(宮浦)「い……いやー?気のせいちゃう?」
いや……明らかに動揺しとるやん。よう、それで隠し通してこれたな……
好きかどうかは分からんけど、つむぎ呼びを知られたくはないやろな。
まぁここは尋問するフリだけにしとこ。
――修学旅行話し合い後
(松原)「――なの?ありがとう」
(森田)「あっ、ちょうどいいとこにいた。……お邪魔した?」
……?よく聞こえんかったけど、松原さんの口調違うくなかった?
気のせいかな?
まぁ、良いや。とりあえず、班長決めやな。
――新幹線
(ん?2人ともなんか下向いてるし……もしかして……)
(松原)「お手洗いに行ってきますね」
(森田)「オッケー、出るわ」
(揺さぶってみるか)
(森田)「……で、緊張してんの(笑)」
(宮浦)「何に……?」
(森田)「松原さん……いや、つむぎちゃんと席一緒で」
(宮浦)「何を言うてんの……」
――
――2日目朝食会場
松原さんの恋バナ聞いてて思ったけど……あれって絶対、颯真のことよな。
松原さんが、話したことある人で一目惚れって限られるやろ。
まぁ、単純にバレるのが怖いだけってのもあるかもしれんけど…………
まぁでも、颯真がつむぎちゃんのこと好きなんは確定やし、私が恋のキューピットにでもなろうかな。
――映画鑑賞前
颯真って、香水付けてたっけ?
いや、そんなことなかったはず……
誰かに貰ったか、自分で買ったか……いや、自分では買わんやろ。
あとで、聞こ。
――映画鑑賞後
(森田)「……でさ、ずっーと気になっててんけど、颯真って香水付ける人やったっけ?」
(岡本)「えっ、香水付けてんの?」
(宮浦)「……貰ったからさ」
やっぱり、そうだよね。
さて問題は、誰からかですよね。
(森田)「で、誰からなん?めっちゃ顔赤なってるけど(笑)」
(宮浦)「……友達から」
あー、こりゃ黒っすわ。
はいはい、『好きピ』からですよね。
どういう経緯で貰ったんかは知らんけど、大切に使ってるんですよね、知らんけど。
よくよく考えたら、まぁわっかりやすいな。
逆にバレんかったんが不思議なくらいやろ。
……でも間近で見てて、楽しかったな。
もし、私も本気で誰か好きになったら、颯真に助け求めちゃお♡
(宮浦)「……でここからが本題なんやけど、恋人になった後ってどういう風に接する……ていうのと、受験生やのに、デートとか出来るんかなって……」
「「え?」」
(岡本)「え……相談ってそんだけ?」
(宮浦)「う……うん」
(森田)「あー、でも松原さんって颯真以外には敬語やからな」
(岡本)「え!?そうなの?」
(宮浦)「ま、まぁ……というかなんで知ってんの?」
(森田)「ん?聞こえてきたから」
(宮浦)「そ……そうなんすね……」
(森田)「まぁとにかく、そこは松原さんに合わせたら良いんじゃない。敬語の理由は知らんけど」
(宮浦)「……まぁ確かに。別に俺は普通にしてたら良いのか」
(森田)「そうそう」
(岡本)「デート問題は、深刻そうよな」
(森田)「まぁ、それは確かに……2人とも勉強しっかりするしな」
(宮浦)「そこなんよな……」
(岡本)「でも、勉強デートとかもありなんちゃう?」
(宮浦)「勉強デート……ありやけど、どこでするよ?ファミレスとかは迷惑やし、普通にうるさくて出来んやろ」
(岡本)「うるさいのはどうでもいい気がするけど、迷惑になるのは確かに」
(宮浦)「学校周辺に勉強できる図書館もないし……」
(森田)「でも、デート出来なくても良いんじゃない?」
「「え?」」
(森田)「もちろん、全くしないってのはどうかと思うけど、松原さんとかなら颯真と何気ない日常生活を送るだけでも、幸せな気がする。本心は知らんけどね?
だから時間が取れるときはデートして、それ以外は日常を送るっていう気持ちで居たほうが、両立できると思うけど?」
(宮浦)「……ありがとう。正直、打ち明けるの不安やったけど、打ち明けて良かった」
(岡本)「おお、えらい素直やな」
(森田)「で、香水は誰から貰ったん?」
(宮浦)「香水は……つむぎから貰った」
(岡本)「あー、松原さんか。腑に落ちたわ」
(森田)「やっぱり」
(宮浦)「え?気付いてたん?」
(森田)「うん、薄々」
(岡本)「え?なんで?」
(森田)「ここだけの話やけど、結構前から両想いやったんちゃうかなって思ってた。でしょ?」
(宮浦)「まぁ、知ったんは告白した時やけど、結果的にそうなってた」
(森田)「逆に、よう隠し通せてたなって思うほど2人ともバレバレやったで?」
(宮浦)「え?ガチで!?」
(森田)「うん、結構ガチで」
(宮浦)「マジか……」
(岡本)「え……全然気づかんかった」
(森田)「私は、最前線で2人を見てた上でやからね」
(宮浦)「……やっぱ、穂乃果にはなんでもバレるな(笑)」
(森田)「まぁ、颯真が単純すぎってのもあるけどね(笑)」
(岡本)「確かに(笑)颯真は正直もんやからな(笑)」
(宮浦)「……ありがとう。夜遅いのに相談乗ってくれて」
(岡本)「お互い様やって」
(森田)「答え合わせできて楽しかった」
(宮浦)「じゃあ、おやすみ」
「「おやすみ」」
遊園地から帰った後宮浦は、文芸部の3人が入っているグループチャットにて通話をしていた。
しかし、そこに松永の姿はなかった。
(岡本)「どしたん?こんな遅い時間に」
(森田)「颯真が大事ってことは、結構重要なことかな?」
(もしかして……)
(宮浦)「まずさ、頼みごとがあるねんけど良い?」
(岡本)「良いけど、それなりの対価はあるんやろ(笑)」
(宮浦)「……対価になるか分からんけど、映画の時の約束を果たす」
(森田)「じゃあ、十分な対価やな(笑)」
(宮浦)「それで今から言うことは、香水のことも含めて誰にも言わんといてほしい。悠生にも」
(岡本)「なんで、悠生もなん?」
(宮浦)「それは単純に、居らんから」
(森田)「そんな秘密、話していいん?」
(宮浦)「…………迷いに迷ったけど、お前らにしか相談出来んなって思って」
(岡本)「……分かった。俺も男や、誰にも口外せんことを誓う」
(森田)「私も、そんな真剣に言うんやったらふざけずに聞くし、誰にも言わない」
(宮浦)「……ありがとう。それで本題なんやけど、俺さ……つむぎと……付き合った」
(岡本)「ええーー、あの松原さんと!?」
(宮浦)「うん……」
やっぱり。颯真は松原さんのことが好きやったんやな。
まぁ、限定グッズの時に尋問してから気付いてたけど……
――数カ月前
(森田)「さっき、松原さんのことつむぎって言おうとした?」
(宮浦)「い……いやー?気のせいちゃう?」
いや……明らかに動揺しとるやん。よう、それで隠し通してこれたな……
好きかどうかは分からんけど、つむぎ呼びを知られたくはないやろな。
まぁここは尋問するフリだけにしとこ。
――修学旅行話し合い後
(松原)「――なの?ありがとう」
(森田)「あっ、ちょうどいいとこにいた。……お邪魔した?」
……?よく聞こえんかったけど、松原さんの口調違うくなかった?
気のせいかな?
まぁ、良いや。とりあえず、班長決めやな。
――新幹線
(ん?2人ともなんか下向いてるし……もしかして……)
(松原)「お手洗いに行ってきますね」
(森田)「オッケー、出るわ」
(揺さぶってみるか)
(森田)「……で、緊張してんの(笑)」
(宮浦)「何に……?」
(森田)「松原さん……いや、つむぎちゃんと席一緒で」
(宮浦)「何を言うてんの……」
――
――2日目朝食会場
松原さんの恋バナ聞いてて思ったけど……あれって絶対、颯真のことよな。
松原さんが、話したことある人で一目惚れって限られるやろ。
まぁ、単純にバレるのが怖いだけってのもあるかもしれんけど…………
まぁでも、颯真がつむぎちゃんのこと好きなんは確定やし、私が恋のキューピットにでもなろうかな。
――映画鑑賞前
颯真って、香水付けてたっけ?
いや、そんなことなかったはず……
誰かに貰ったか、自分で買ったか……いや、自分では買わんやろ。
あとで、聞こ。
――映画鑑賞後
(森田)「……でさ、ずっーと気になっててんけど、颯真って香水付ける人やったっけ?」
(岡本)「えっ、香水付けてんの?」
(宮浦)「……貰ったからさ」
やっぱり、そうだよね。
さて問題は、誰からかですよね。
(森田)「で、誰からなん?めっちゃ顔赤なってるけど(笑)」
(宮浦)「……友達から」
あー、こりゃ黒っすわ。
はいはい、『好きピ』からですよね。
どういう経緯で貰ったんかは知らんけど、大切に使ってるんですよね、知らんけど。
よくよく考えたら、まぁわっかりやすいな。
逆にバレんかったんが不思議なくらいやろ。
……でも間近で見てて、楽しかったな。
もし、私も本気で誰か好きになったら、颯真に助け求めちゃお♡
(宮浦)「……でここからが本題なんやけど、恋人になった後ってどういう風に接する……ていうのと、受験生やのに、デートとか出来るんかなって……」
「「え?」」
(岡本)「え……相談ってそんだけ?」
(宮浦)「う……うん」
(森田)「あー、でも松原さんって颯真以外には敬語やからな」
(岡本)「え!?そうなの?」
(宮浦)「ま、まぁ……というかなんで知ってんの?」
(森田)「ん?聞こえてきたから」
(宮浦)「そ……そうなんすね……」
(森田)「まぁとにかく、そこは松原さんに合わせたら良いんじゃない。敬語の理由は知らんけど」
(宮浦)「……まぁ確かに。別に俺は普通にしてたら良いのか」
(森田)「そうそう」
(岡本)「デート問題は、深刻そうよな」
(森田)「まぁ、それは確かに……2人とも勉強しっかりするしな」
(宮浦)「そこなんよな……」
(岡本)「でも、勉強デートとかもありなんちゃう?」
(宮浦)「勉強デート……ありやけど、どこでするよ?ファミレスとかは迷惑やし、普通にうるさくて出来んやろ」
(岡本)「うるさいのはどうでもいい気がするけど、迷惑になるのは確かに」
(宮浦)「学校周辺に勉強できる図書館もないし……」
(森田)「でも、デート出来なくても良いんじゃない?」
「「え?」」
(森田)「もちろん、全くしないってのはどうかと思うけど、松原さんとかなら颯真と何気ない日常生活を送るだけでも、幸せな気がする。本心は知らんけどね?
だから時間が取れるときはデートして、それ以外は日常を送るっていう気持ちで居たほうが、両立できると思うけど?」
(宮浦)「……ありがとう。正直、打ち明けるの不安やったけど、打ち明けて良かった」
(岡本)「おお、えらい素直やな」
(森田)「で、香水は誰から貰ったん?」
(宮浦)「香水は……つむぎから貰った」
(岡本)「あー、松原さんか。腑に落ちたわ」
(森田)「やっぱり」
(宮浦)「え?気付いてたん?」
(森田)「うん、薄々」
(岡本)「え?なんで?」
(森田)「ここだけの話やけど、結構前から両想いやったんちゃうかなって思ってた。でしょ?」
(宮浦)「まぁ、知ったんは告白した時やけど、結果的にそうなってた」
(森田)「逆に、よう隠し通せてたなって思うほど2人ともバレバレやったで?」
(宮浦)「え?ガチで!?」
(森田)「うん、結構ガチで」
(宮浦)「マジか……」
(岡本)「え……全然気づかんかった」
(森田)「私は、最前線で2人を見てた上でやからね」
(宮浦)「……やっぱ、穂乃果にはなんでもバレるな(笑)」
(森田)「まぁ、颯真が単純すぎってのもあるけどね(笑)」
(岡本)「確かに(笑)颯真は正直もんやからな(笑)」
(宮浦)「……ありがとう。夜遅いのに相談乗ってくれて」
(岡本)「お互い様やって」
(森田)「答え合わせできて楽しかった」
(宮浦)「じゃあ、おやすみ」
「「おやすみ」」