甘い夢はもう見ない〜お見合い結婚から始まる両片想いの恋〜
「乾杯」

キャンドルの明かりが揺れるゴージャスなレストランで、二人はワインで乾杯する。

伏し目がちにグラスを口にする桜子は、思わず見惚れてしまうほど美しい。

(桜子がこんなにも色っぽいとは)

新たな桜子の一面。
尽きることのない魅力。

もっと色んな表情を見せてほしい。
自分にだけは。

桜子の全てを暴きたい。
自分のこの手で。

食事を終えると、ほろ酔い加減の桜子の手を引き、そのままウエストを抱き寄せた。

直接手に感じる、桜子の艶めかしい身体のライン。

頬を赤く染めて目を潤ませた桜子は、左京の理性を打ち砕くほど妖艶だった。
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