舞台の中心で花咲く蕾
 アクアマリンのマネージャーは私たちCiElを目の敵にしていた空野さん。

 滝宮さんとは同じ年に入社し、誰よりも早く売れっ子のマネージャーを目指していた矢先、私たちを見つけた滝宮さんに越され、CiElも滝宮さんも敵視されていたとか。

「まだウチの会社で働いている時に勝手にオーディションを開いていてな。その時点で事務所を設立するつもりだったんだろうが、俺たちはお前たちの騒動があって気づかなかったんだ」

 星宮プロダクションの名を語っていないオーディションでは複数名合格しており、今年その内の一人が大人気のライダー作品の主人公として俳優デビューするらしく、その主題歌をアクアマリンが歌うらしい。

「え。大丈夫なの? それ。子供に人気があると言っても大人にも人気があるライダー系は、キラキラしたアイドルが主題歌を歌うような雰囲気じゃないよね? かっこいい主題歌が盛り上がるタイミングで流れたら最高にグッとくるじゃん? 荒れるんじゃないかな?」

「星宮プロダクションを離れた以上俺は関係ないからな。――と言いたいが、個人的にも好きなシリーズに出るから正直止めてほしいと思っている。だが決まったもんは仕方ない。まあ納得してくれる人は少ないと思うがな」

 今までの傾向であれば疾走感がありテンションが上がるような曲が選ばれていた。女性アイドルのわちゃわちゃしたような曲が選ばれるなんて。

 教育番組をやっていた時に子供たちに勧められてハマり、歴代のライダーをある程度は把握できるようになった私が言うのもなんだけど、そこで出てきちゃ絶対に駄目じゃないかな。

 戦闘シーンで曲が入って萎えたら元も子もないし。

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