消えたくなったら星(スター)になれ
1.学校なんて〇〇しちゃえ!
「あーあ。今夜にでも学校、爆発しないかなあ。そしたら被害者〇で学校なくなるのに」
わたしはそんなことをつぶやきながら、登校する。
今日も今日とて、中学の白い校舎は山のように目の前にそびえ立っていた。
「朝から物騒な寝言だな。寝言は寝ていえ」
その声に振り返ると、桐生海都が呆れたような顔で立っている。
げ、朝から嫌な奴の顔見ちゃったなあ……。
わたしはため息をついて、嫌味たっぷりにいう。
「めっちゃ小声でつぶやいたのに聞こえるなんて、地獄耳だねー」
「まあな。おれ耳もいいから。ただし、星谷限定でな」
「は? なにそれ怖っ」
「怖がれ、怖がれ。幽霊のように一生、つきまとってやるよ」
桐生はそういってニヤニヤと笑う。
一生、桐生につきまとわれるなんて嫌すぎる!
なにか反論しようとしたそのとき。
「桐生、おはよー」と男子たちの声。
わたしはいつもよりも素早い動きで、桐生のそばから離れた。
桐生は男子たちと、笑い合いながら歩いて行く。
それからこちらをちらりと振り返り、勝ち誇ったような笑みを見せる。
どうせ「友だちが多いおれ、羨ましいだろ」とでもいいたいんだろう。
中学でぼっちのわたしへの嫌味だよね。
だけど、ほんの一瞬、桐生の瞳が寂しそうに見えた。
ま、気のせいか……。
桐生みたいな陽キャの考えてることなんて、わたしみたいな陰キャぼっちにはわかんないだろうし。
別にわからなくたっていい。
わたしはヴァーチャルに居場所があれば、それでいいんだから。
わたしはそんなことをつぶやきながら、登校する。
今日も今日とて、中学の白い校舎は山のように目の前にそびえ立っていた。
「朝から物騒な寝言だな。寝言は寝ていえ」
その声に振り返ると、桐生海都が呆れたような顔で立っている。
げ、朝から嫌な奴の顔見ちゃったなあ……。
わたしはため息をついて、嫌味たっぷりにいう。
「めっちゃ小声でつぶやいたのに聞こえるなんて、地獄耳だねー」
「まあな。おれ耳もいいから。ただし、星谷限定でな」
「は? なにそれ怖っ」
「怖がれ、怖がれ。幽霊のように一生、つきまとってやるよ」
桐生はそういってニヤニヤと笑う。
一生、桐生につきまとわれるなんて嫌すぎる!
なにか反論しようとしたそのとき。
「桐生、おはよー」と男子たちの声。
わたしはいつもよりも素早い動きで、桐生のそばから離れた。
桐生は男子たちと、笑い合いながら歩いて行く。
それからこちらをちらりと振り返り、勝ち誇ったような笑みを見せる。
どうせ「友だちが多いおれ、羨ましいだろ」とでもいいたいんだろう。
中学でぼっちのわたしへの嫌味だよね。
だけど、ほんの一瞬、桐生の瞳が寂しそうに見えた。
ま、気のせいか……。
桐生みたいな陽キャの考えてることなんて、わたしみたいな陰キャぼっちにはわかんないだろうし。
別にわからなくたっていい。
わたしはヴァーチャルに居場所があれば、それでいいんだから。