アラフォーバツイチ、花ざかり。
「逆に、すぐ隣に家が建つことになった場合、吹き抜けの窓をつけておけば日中も照明が必要なかったのに、なんて思うかもしれません」
「あぁ……」
彼も気づかされたように真顔になった。こんなふうに考えだしたらキリがないから、なにを優先するかが難しいところ。
「人生は予想外の出来事の連続ですから、すべてを考慮するのは不可能に近いんです。私も、今頃マイホームで旦那様や犬と戯れながら、ウッドデッキでのほほんとひなたぼっこしている予定だったんですけどねぇ……」
後半はひとり言のようにぼやいてしまった。
私の人生も完全に計算外だ。マイホームを建てられなかったどころか、まさか戸籍にバツまでついてしまうとは。
若かりし頃の自分に教えてあげたい。もうすぐ四十歳を迎える今も、あんたはひとりで夜な夜な缶ビール飲んでるんだよって。
つい遠い目をして脱力する私を、おふたりがとても不思議そうに見ている。はっとして思考を戻し、にこりと微笑む。
「現実的に考えすぎて理想を捨てるのは悲しいし、理想を取り入れすぎて後で困るようなことは避けたい。じゃあどうすればいいかというと、お互いに歩み寄りつつしっかり納得するまで話し合うしかありません。そうすれば、万が一失敗した時にも〝ふたりで一緒に決めたんだから仕方ないね〟って割り切れますから」
「あぁ……」
彼も気づかされたように真顔になった。こんなふうに考えだしたらキリがないから、なにを優先するかが難しいところ。
「人生は予想外の出来事の連続ですから、すべてを考慮するのは不可能に近いんです。私も、今頃マイホームで旦那様や犬と戯れながら、ウッドデッキでのほほんとひなたぼっこしている予定だったんですけどねぇ……」
後半はひとり言のようにぼやいてしまった。
私の人生も完全に計算外だ。マイホームを建てられなかったどころか、まさか戸籍にバツまでついてしまうとは。
若かりし頃の自分に教えてあげたい。もうすぐ四十歳を迎える今も、あんたはひとりで夜な夜な缶ビール飲んでるんだよって。
つい遠い目をして脱力する私を、おふたりがとても不思議そうに見ている。はっとして思考を戻し、にこりと微笑む。
「現実的に考えすぎて理想を捨てるのは悲しいし、理想を取り入れすぎて後で困るようなことは避けたい。じゃあどうすればいいかというと、お互いに歩み寄りつつしっかり納得するまで話し合うしかありません。そうすれば、万が一失敗した時にも〝ふたりで一緒に決めたんだから仕方ないね〟って割り切れますから」