アラフォーバツイチ、花ざかり。
 その時にくれた『私たちはいつでも真琴の味方だから』のひと言だけでとても心強かったし、このふたりの子供でよかったと思ったほどだ。

 今も、男っ気のない私に呆れたり不機嫌になったりせず、明るく笑い飛ばしている。

《予定ないならこっちに帰ってきなさいよ。皆、真琴に会いたがってるから》
「うん、そうする」

 実家は東京の端っこにあり、隣には兄夫婦の家が建っている。敷地内同居という感じで両親も寂しくはないだろうから、私がゆっくり帰るのはお盆とお正月くらいだ。

 兄夫婦もほのぼのとしていて、小学生の子がふたりいて幸せに暮らしている。私の代わりに、彼らが両親に孫の顔も見せてくれたのでありがたい。

 私自身も、姪っ子たちを生まれた時から見ているので、自分に子供がいなくてもなんだか満足している部分もあるのだ。

《じゃあ、真琴の好きな炊き込みご飯用意して待ってるわ。運動会の動画も見てやって。エモエモのエモなのよ~》
「意味わかって言ってる?」
《わかってますって。とりあえず元気にやってるならよかった。ロマンス詐欺に引っかからないようにね》
「誰かさんに同じこと言われたな……」

< 92 / 132 >

この作品をシェア

pagetop