One year left -家族ごっこ-
もう、お母さんのことを考える余裕なんてなかった。


「あ、っ、……ふ、あ、……っ! ――もう、むり……っ、むり……っ!」


津波のように次から次へと押し寄せてくる快楽の苦しさに、幾度となく悲鳴を上げて碧くんに懇願する。


「……俺はこんなもんじゃないって、……言っただろ」


彼の大きな胸が、私の背中へと隙間なく重なり合う。


私の耳の裏へと、低く喉を鳴らすような彼の粗い呼吸が吹き込まれた。


逃げようとする私の腰を大きな手でさらに強く引き戻し、容赦のない速度のまま、お仕置きのように奥を激しく貫き続ける。


まるでいちばん熟れた果実を、奥深くまで何度も、何度も激しく突き潰されているかのような狂おしい快感のなかで。


ふたりだけの楽園の奥底へと、ただ抗えない愛おしさに引きずられるようにして、真っ逆さまに堕ちていった。
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