毒姫の汚名を晴らした茶妃は、龍帝に溺愛されて後宮を変える
第17章 裏切りの夜
夕刻、茶室の扉を叩く音がした。
鈴音が開けると、見知らぬ男が立っていた。
旅装束。埃まみれ。疲労の色が濃い。
「茶妃様でいらっしゃいますか」
「そうですが」
男は懐から布に包まれた小さな包みを取り出した。
「辺境から参りました。皇帝陛下の密命を受けて」
鈴音の心臓が高鳴った。
「銀龍茶の種、見つかりました」
その言葉に、鈴音は息を飲んだ。
「本当ですか」
「はい。辺境の村の古い茶農家に、確かに保管されておりました」
男は包みを差し出した。
「これが種です」
鈴音は震える手で包みを受け取った。
開けようとしたが、男が止めた。
「お待ちください。ここでは危険です」
男は周囲を警戒するように見回した。
「追手がいるかもしれません。受け取りは、夜の茶園で」
「茶園で?」
「はい。今夜子の刻、茶園の中央で。私が種をお渡しします」
鈴音が開けると、見知らぬ男が立っていた。
旅装束。埃まみれ。疲労の色が濃い。
「茶妃様でいらっしゃいますか」
「そうですが」
男は懐から布に包まれた小さな包みを取り出した。
「辺境から参りました。皇帝陛下の密命を受けて」
鈴音の心臓が高鳴った。
「銀龍茶の種、見つかりました」
その言葉に、鈴音は息を飲んだ。
「本当ですか」
「はい。辺境の村の古い茶農家に、確かに保管されておりました」
男は包みを差し出した。
「これが種です」
鈴音は震える手で包みを受け取った。
開けようとしたが、男が止めた。
「お待ちください。ここでは危険です」
男は周囲を警戒するように見回した。
「追手がいるかもしれません。受け取りは、夜の茶園で」
「茶園で?」
「はい。今夜子の刻、茶園の中央で。私が種をお渡しします」