毒姫の汚名を晴らした茶妃は、龍帝に溺愛されて後宮を変える
第18章 決裂
御医が翠蘭を治療していた。
皇帝の私室の一室。
清潔な部屋に、翠蘭が横たわっている。
顔は蒼白で、呼吸は浅い。
肩の傷は深く、大量の出血があった。
御医が傷口を縫合し、薬草を当てる。
「重体です」
御医が鈴音に言った。
「傷が深すぎる。感染の恐れもあります」
鈴音は唇を噛んだ。
「助かりますか」
「分かりません。今夜が峠でしょう」
御医は薬を調合し、翠蘭の口に流し込んだ。
「できることは全てやりました。後は、本人の生命力次第です」
御医が去った後、鈴音は翠蘭の枕元に座った。
冷たい手を握る。
「死なないで。お願い」
囁くように言った。
「あなたがいないと、私は……」
涙が溢れた。
翠蘭の顔を見つめる。
安らかな顔。
皇帝の私室の一室。
清潔な部屋に、翠蘭が横たわっている。
顔は蒼白で、呼吸は浅い。
肩の傷は深く、大量の出血があった。
御医が傷口を縫合し、薬草を当てる。
「重体です」
御医が鈴音に言った。
「傷が深すぎる。感染の恐れもあります」
鈴音は唇を噛んだ。
「助かりますか」
「分かりません。今夜が峠でしょう」
御医は薬を調合し、翠蘭の口に流し込んだ。
「できることは全てやりました。後は、本人の生命力次第です」
御医が去った後、鈴音は翠蘭の枕元に座った。
冷たい手を握る。
「死なないで。お願い」
囁くように言った。
「あなたがいないと、私は……」
涙が溢れた。
翠蘭の顔を見つめる。
安らかな顔。