クールな年下男子と、甘い恋を。
 ふと、この場にいない人のことを思う。
 今頃、葵先輩はみーこと屋上で話しているんだろうか。

 そうであったらいい。
 いつだって最高の味方でいてくれた二人が、穏やかに笑い合ってくれていればいいと、切に願う。

「行こう」
「うん」
 指を絡め合い、歩き出す。

 ――さあ、行こう。

 ありふれた高校の体育館で行われる、賑やかでおかしなダンスパーティーへ。

 ううん、それが終わっても、どこへだって――そう、繋いだ手を離さずに。
 私の手はあなたのために。

 ――あなたに愛を伝えるために。

《END.》
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