零班は落第寸前!――名門男子校は秘密のスパイ養成学校でした――
閉会式が終わると、篠宮教官が回廊の影から現れた。

「零班。校長室だ」

白鷺が肩をすくめた。

「今度は盗まずに入っていいやつ?」

「今度は最初から呼んでいる」

「前回との差がひどい」

「白鷺」

「はい」

一発で黙った。便利だな、その呼び方。
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