秘書ですがエリート社長に溺愛されています
「やめてください!」

 私は思わず立ち上がった。

「私には玲司さんがいるんです」

 副社長は一瞬だけ目を細める。

 それから、くすっと笑った。

「忘れてしまえ」

 低く言う。

「玲司のことなんて」

 そして手を伸ばしてくる。

「俺がたっぷり可愛がってあげますよ」

副社長に腕を掴まれた瞬間、私は強く引き寄せられた。

「きゃっ……!」

 気づけば布団の上に押し倒されていた。

 副社長が私を見下ろしている。

 その目は、さっきまでの余裕の笑みとは違っていた。

「初めて会った時から思ってた」

低い声で言う。

「あなたをこうして組み敷いてみたいってね」

 私は必死に体を起こそうとする。

「やめてください!」
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