パフェの魔法:それは、あなたが望んだ物語
 平和の鐘の音が、遠く魔法の国まで届くかのように、高らかに、いつまでも鳴り響いていました。

 パフェは、なみなみと黄金色の飲み物が注がれたグラスを、高く、天に届くほどに掲げました。

 大きな白いハットの下で、彼女の瞳は夜空の星よりも眩しく輝いています。

「チアーズ! プロースト! サリュ! サルーテ!」

 次々と口にされる異国の言葉に、会場に笑いが起こります。

「なんだい? あれは。世界が乾杯してるのかい?」

 みんながそれを望むならと、小さな希望を持って、全員がグラスを掲げました。

「乾杯」

 その声は、世界に届くのでしょうか。

 パフェの魔法は自らの魔法ではなく、人が望んだ魔法だったのかもしれません。

 おわり
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