パフェの魔法:それは、あなたが望んだ物語
 平和の鐘の音が、遠く魔法の国まで届くかのように、高らかに、いつまでも鳴り響いていました。

 パフェは、なみなみと黄金色の飲み物が注がれたグラスを、高く、天に届くほどに掲げました。

 大きな白いハットの下で、彼女の瞳は夜空の星よりも眩しく輝いています。

「チアーズ! プロースト! サリュ! サルーテ!」

 次々と口にされる異国の言葉に、会場に笑いが起こります。

「なんだい? あれは。世界が乾杯してるのかい?」

 みんながそれを望むならと、小さな希望を持って、全員がグラスを掲げました。

「乾杯」

 その声は、世界に届くのでしょうか。

 パフェの魔法は自らの魔法ではなく、人が望んだ魔法だったのかもしれません。

 おわり
< 34 / 34 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

女神アフディーの初恋
ウルフ/著

総文字数/13,199

絵本・童話26ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
それは、女神様がついた、一番優しい悪戯
ガラスの告白
ウルフ/著

総文字数/62,939

その他122ページ

星を拾う指先が、温かくなるまで
ウルフ/著

総文字数/6,207

絵本・童話12ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
死んだ星を拾う少女と、実体のない「僕」。触れられない指先が結ぶ奇跡。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop