心の彩はかわらねど
かぐや姫
澄み切った春の空。梅の花がそっと咲いていました。広島の高校の門前に、女の子が一人立っていました。女の子の顔は青く、目の下には大きなクマができていました。
(今日さえ頑張れば……。ずっと寝ずに頑張ったんだから)
彼女の名前は、彩葉。入学テストを受けるため、家から一番近くにある高校にやってきました。
わずかしかない力を振り絞って歩いていましたが、校門の一歩手前で尽きてしまい、前方に倒れてしまいました。
そして彩葉は深い闇へと落ちていきました。