​『気づかれなくても、生きている』


​「生きているだけで偉いよ」


泣いている子には、誰もがそう優しく微笑むのに。


我慢してただ、無理している子には、


「もっと頑張れ」
「まだ足りない」と、見上げるような理想を積み上げていく。


嗚呼。私もああいうふうに、
喉を震わせて世界を呼ぶことができたなら。


​声が出ないんだ。出せないんだ。


自分で自分の口を塞いでいるのだから、
誰も私を見つけてくれるはずがないのに。

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