甘すぎる溺愛は、美しい花の隣で。
ウエディングドレスの写真を撮り終えれば今日の打ち合わせは終了なのだが、最後に圭太さんとちゃんと挨拶がしたかった私たちは、野々花とウエディングプランナーの方に先に圭太さんの元に向かってもらう。
「写真を撮り終わったら、私たちもすぐに追いつくね」
空雅くんと二人で写真を何枚か撮りながら、私は最後にウエディングドレスに近づき、刺繍をアップで写真に収める。
「澪花さん、なんでそんなに刺繍の写真を沢山撮っているんですか?」
空雅くんの質問に私は得意気に刺繍を指差す。
「空雅くんも近くで見て」
私が指差した刺繍を、空雅くんも一緒に屈んで見てくれる。
「ほら、よく見るとスズランがメインの刺繍なの。ブーケやメインテーブルにもスズランを入れたら、合うと思わない?」
「良いですね。ウエディングドレスの刺繍とも、薔薇とも相性が良いと思います」
「でしょ? まぁ、でもウエディングドレスの刺繍と合わせているって気づく人はいないだろうけど……」
「気づく人はいないだろうけど、そういうポイントも大事なの」と言おうとした。
気づく人がいなくても、野々花にとって最高の花を飾りたいと思っているから。
だから、決してマイナスな言葉を言おうとした訳じゃない。
「写真を撮り終わったら、私たちもすぐに追いつくね」
空雅くんと二人で写真を何枚か撮りながら、私は最後にウエディングドレスに近づき、刺繍をアップで写真に収める。
「澪花さん、なんでそんなに刺繍の写真を沢山撮っているんですか?」
空雅くんの質問に私は得意気に刺繍を指差す。
「空雅くんも近くで見て」
私が指差した刺繍を、空雅くんも一緒に屈んで見てくれる。
「ほら、よく見るとスズランがメインの刺繍なの。ブーケやメインテーブルにもスズランを入れたら、合うと思わない?」
「良いですね。ウエディングドレスの刺繍とも、薔薇とも相性が良いと思います」
「でしょ? まぁ、でもウエディングドレスの刺繍と合わせているって気づく人はいないだろうけど……」
「気づく人はいないだろうけど、そういうポイントも大事なの」と言おうとした。
気づく人がいなくても、野々花にとって最高の花を飾りたいと思っているから。
だから、決してマイナスな言葉を言おうとした訳じゃない。