甘すぎる溺愛は、美しい花の隣で。
「なんていうか、まさに心が通じ合っているって感じでちょっと圧倒されちゃった。結婚式の花に関わることは今までもあったけれど、こうして大学時代からの友人の結婚式を担当することも、メインテーブルとブーケを丸々任されることも、初めてだったから」
「澪花さんは……」
空雅くんが何かを言おうとした時、スマホの着信音が鳴り響く。
咄嗟に自分のポケットを確認したが、着信音は私のスマホではなく、空雅くんのスマホからだった。
「すみません、打ち合わせが終わってすぐにマナーモードを外したんでした」
「それは全然大丈夫だけど、電話に出なくて良いの……?」
その時、一瞬だけ空雅くんがスマホの画面をどこか冷ややかな目で見つめた気がした。
しかし、すぐにいつものにこやかな表情に戻っていて、見間違えたのかどうかすら分からなくなる。
「ちょっと友人からの電話みたいです。すぐに追いつくので、先に戻っていて下さい」
空雅くんに言われた通り、私は駅まで先に足を進めた。
しかし、私が駅に着いても、空雅くんが追いつく様子は全くなくて。
どうしようか悩んでいた頃、一通のメッセージがスマホに入った。
[電話が長引きそうなので先に帰っていて下さい]
空雅くんはいつも文章も丁寧で、最後に私を気遣ったような文章まで入れてくれる。
そんな空雅くんらしくない、伝えることだけをとりあえず打ち込んだような文章。
その文章を見るだけで、空雅くんが慌ててメッセージを打ち込んだことが分かった。
空雅くんのことだから、本当は私にメッセージを送る時間もなかったところを、無理矢理時間を作って送ってくれたのだろう。
「空雅くん、って……自分のことはあんまり話さないよね……」
ついそう溢れた声が、自分の耳に戻って、頭に響いた気がした。
「澪花さんは……」
空雅くんが何かを言おうとした時、スマホの着信音が鳴り響く。
咄嗟に自分のポケットを確認したが、着信音は私のスマホではなく、空雅くんのスマホからだった。
「すみません、打ち合わせが終わってすぐにマナーモードを外したんでした」
「それは全然大丈夫だけど、電話に出なくて良いの……?」
その時、一瞬だけ空雅くんがスマホの画面をどこか冷ややかな目で見つめた気がした。
しかし、すぐにいつものにこやかな表情に戻っていて、見間違えたのかどうかすら分からなくなる。
「ちょっと友人からの電話みたいです。すぐに追いつくので、先に戻っていて下さい」
空雅くんに言われた通り、私は駅まで先に足を進めた。
しかし、私が駅に着いても、空雅くんが追いつく様子は全くなくて。
どうしようか悩んでいた頃、一通のメッセージがスマホに入った。
[電話が長引きそうなので先に帰っていて下さい]
空雅くんはいつも文章も丁寧で、最後に私を気遣ったような文章まで入れてくれる。
そんな空雅くんらしくない、伝えることだけをとりあえず打ち込んだような文章。
その文章を見るだけで、空雅くんが慌ててメッセージを打ち込んだことが分かった。
空雅くんのことだから、本当は私にメッセージを送る時間もなかったところを、無理矢理時間を作って送ってくれたのだろう。
「空雅くん、って……自分のことはあんまり話さないよね……」
ついそう溢れた声が、自分の耳に戻って、頭に響いた気がした。