甘すぎる溺愛は、美しい花の隣で。
「これでも私が店主で、空雅くんより二歳年上なんだよ? 私の方が大人なんだから」

泣きながら、無理に作った笑顔でも、空雅くんに安心をあげられただろうか。

そんな私の表情を見た空雅くんがその場にうずくまる。

そして、聞こえないほどの声量で何かを言った。




「俺のこと、好きじゃないくせに……いつも簡単に俺を救おうとする。ほんと俺ばっか好きすぎておかしくなりそう」




きっと空雅くんはわざと聞き取れないように言ったんだと思う。

でも、今は空雅くんの言葉を聞き逃したくなくて、私はもう一度聞き返した。

「空雅くん、なんて言ったの?」

「澪花さんのばか、って言ったんです」

「え……!?」
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